不妊治療→妊娠の記録

1981年生まれ。2年にわたる不妊治療の末顕微授精で妊娠

不妊治療 その12 人工授精にステップアップ

2016年3月に子宮内容除去術を受けたあと、ふたたび不妊治療専門クリニックに舞い戻ったのが7月。そこから初めての人工授精にチャレンジできたのは翌8月になりました。

 

D14の朝、排卵日検査薬を試すとごく薄い陽性。とはいえわたしの周期的には排卵日がもう間近であると思われたため、クリニックで卵胞チェックしてもらってから出勤することにしました。

 

わたしの職場は定時が10:00のため、クリニックのオープン前から並んで早めに診てもらえば、幸いにして大幅には遅刻せずにしれっと席につけることが多かったです。排卵日検査薬を使うようにしていたので、卵胞チェックのための通院日が決まるのは前日夜か当日朝になります。だいたいいつも当日の朝上司にメールで「通院のため」あるいは「私用のため」遅刻をする旨を伝えてからクリニックに向かうことにしていましたが、とくに問題はなかったと思っています。

ちなみにわたしは不妊治療をしていることは上司やチームメンバー(全員男性)にはまったく伝えませんでした。唯一、HR部門にいる仲の良い女性の先輩だけには打ち明けていて、どうしても治療のことを説明しないと業務上問題が出そうになった際には彼女に職場への伝え方を相談してからにしようと思っていました。

 

 この日は右の卵巣に15mmの卵胞がありましたが、まだ大きさが足りていないため、翌々日に再度チェック、問題なければさらにその翌日に人工授精というスケジュールを提示されました。

この次の通院時でも結局卵胞は十分な大きさに育っておらず、当初人工授精をする予定だった日に再度卵胞チェックすることに。その日の朝の排卵日検査薬は強陽性。卵胞も18mmまで成長しており、ようやく翌日に人工授精できることになりました。

その日の午後のこと。下腹部に排卵痛と思われる痛みを感じ、今日のうちに排卵してしまうのではないかという嫌な予感を覚えました。

 

そして人工授精当日朝(D18)。祈るような気持ちで計った基礎体温は前日までと明らかに違う高温期ゾーンを示していました。この時点で排卵済みを確信し、今回への期待値は一気に下がりました。

クリニック到着後は自宅で採取した精子を提出し、清浄処理に約1時間。準備が整い内診室に呼ばれたのは11:30頃のこと。エコーでチェックすると、案の定右の卵巣に卵胞はなく排卵済みを確信。排卵直後なら人工授精を実施する方針のクリニックなので、そのまま処置をしてもらいました。

その後、着床を助けるためのゴナトロピン(5000単位)を注射してもらい、ルトラール12日分(朝夕服用)の処方箋を受け取ってこの日は終了。注射については3、4日後にもう一度打つので都合の良い時に来院するよう指示がありました。

 

人工授精後約1週間は特に体調の変化もなく、ルトラールのおかげかほぼ安定した体温で推移。その翌週、人工授精11日後(D28)の夜にピンクのおりもの、その翌々日のD31には茶色のおりものがあり、「着床出血かも」とにわかに期待を高めましたが、結局D33で生理が来てしまいました。

 

人工授精はこれを含め合計3回チャレンジすることになったのですが、ほぼこの初回と同じようなパターンをたどることになりました。3回とも、「人工授精前日の卵胞チェックで翌日の実施決定→当日排卵済み→着床せず生理が来る」という負けシナリオをきれいに踏襲。

以前にも書いたのですが、わたしの場合卵胞が20mmに届かないうちに排卵してしまうようで、人工授精GOがでる大きさになったら翌日まで持たないため、「精子が待ち受けた状態で排卵」という理想的な状態を作れなかったように思います。

そして、3回目の周期には、もしこれでNGなら次は体外受精を検討してくださいと言い渡されることになります。

 

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