不妊治療→妊娠の記録

1981年生まれ。2年にわたる不妊治療の末顕微授精で妊娠

不妊治療 その5 卵管造影検査

2015年9月。生理開始後6-10日後に行う卵管造影検査を受けました。

 

造影剤を子宮内に少量入れ、レントゲン撮影で卵管のつまりがないかを確認する検査です。クリニックの説明資料には「特別に痛い検査ではない」との注意書きがありましたが、体験談などを読むに「気絶するほど痛かった」という方も確かにいて、かなり不安になりました。

 

当日は2時間前から水以外絶飲食。午前中の予約だったので朝食を抜きクリニックに向かいました。

 

まず内診台でバルーンを子宮内に入れるのですが、顔が歪むほどの痛みを感じました。その後バルーンを入れた状態でレントゲン室まで移動。ベッドに横になり造影剤を注入します。注入時の痛みなのかバルーンの痛みともはや判別不可能でしたがここでもとにかく痛い。しばらく我慢するようにと声をかけられ、薬剤の通過状態を確認してもらいます。幸い両方の卵管の通りは問題ないとのことでしたが、早く痛みから解放してほしい思いでそれどころではありません。

 

ようやくバルーンを外してもらって処置室のドアに向かって歩き始めた瞬間、目の前が真っ暗になり卒倒寸前。看護師さんに支えられて急遽安静室のベッドで休ませていただくことになりました。

 

血圧を計ってもらうと50以下。痛みは下腹部から胃腸のほうまで上がって来て吐き気と便意に襲われます。フラフラのままトイレに駆け込み嘔吐と下痢。ベッドに戻っても痛みはなかなか治まらず、1時間ほど休ませてもらったものの、結局意を決してタクシーで帰宅することにしました。

 

仕事どころではないので職場に連絡し半休申請を全休に切り替え、家につくなり着替えもせずにベッドに倒れこみました。しばらく寝ていれば治るだろうと思っていましたが、吐き気と腹痛はどんどん悪化していきます。夜までにトイレとベッドの往復を7-8回は繰り返し、夫の帰宅を待ちました。

 

帰宅した夫は、腹をさすり続け痛い、痛いと呻くわたしの姿を見て病院に担ぎ込むことを決断。近隣で産婦人科がある総合病院の夜間緊急外来に連れて行ってくれました。(タクシー車中も座っていられず恥ずかしながらシートに横にならせてもらいました…)

 

ただ、担当医に経緯と症状を説明するも、対症的な処置しかできないようで、とりあえず座薬と痛み止め入りの点滴を打ってくれて、明日検査を受けたクリニックで診てもらえとの指示。ここでも吐きながらしばらく点滴を受け、帰宅したのは日付が変わってからでした。(夕食もとらず付き添ってくれた夫にはかなり申し訳ないことをしました…)

 

一晩明けた翌日には痛みも治まっており、クリニックに経緯を電話で一報してから受診。内診で造影剤は全て出きっていることを確認しました。

医師の説明によると、原因は造影剤が身体に合わなかったこと。薬剤のは子宮の外の臓器まで飛び散るので、たまにこういった症状が出るケースがあるそうです。

 

実はわたしの体調が万全というわけではなかったことも影響していたかもしれません。検査前日、大きな仕事があり22:00頃まで働いていました。帰宅後も疲れと興奮状態でほとんど何も口にせずに寝てしまい、検査当日も朝食抜き。弱って空っぽの内臓には造影剤の刺激が強すぎたのかもしれません。

 

結局会社はまる2日休むことになってしまいました。出社してみると、わたしが休んだ理由が大きな仕事をやりきって燃え尽きたことになっている節があり閉口…。かといって本当の理由も説明できず、これも不妊治療のジレンマのひとつなんだともやもやしつつもやり過ごすことになりました。

 

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