不妊治療 その14 カウフマン療法から採卵周期へ
前回の投稿からだいぶ間が開いてしまいましたが、ずっと続きを書かなければと気がかりではありました。無事に妊娠37週を迎えられましたので、産休の時間を使って続きを少しずつまとめていきたいと思います。
カウフマン療法で採卵の準備
できるだけ良質かつ多数の卵が取れるよう、採卵の前の周期にピルで卵巣を休ませるカウフマン療法を行うことになりました。まず最初の14日間はプレマリンを1日2回、1錠服用。そして後半の2週間はプラノバールを1日1回、1錠服用します。その後、消退出血が始まったら3日以内に受診するよう指示を受けました。
この周期は服用忘れだけ注意していれば、これまでのように基礎体温やら通院の日程調整やらに振り回されずにゆったり過ごせる期間だととらえ、治療のことは極力忘れるようにしていました。
幸い飲み忘れもなく、プラノバールの最終服用日から4日後に生理(消退出血)が始まったため3日目に通院。採血の結果は問題なく、採卵周期に入れることになりました。
採卵周期
私の場合、クリニックで自然周期法と呼ぶクロミッドと注射の併用で卵を育てる方法で採卵に取り組みました。最初の受診日を含め隔日で計4日、注射のために通院。最後の注射の翌々日に卵の育ち具合をチェックして採卵の日程決定もしくは注射の継続を判断してもらうことになりました。
1日おきの注射は負担といえば負担でしたが、朝イチで受付を済ませればすぐに処置してもらえ、始業時間に間に合うくらいでした。
4回の注射を経ての内診日。卵の育ち具合がいまひとつだったため、当日と翌日に単位が2倍の注射を追加して成長を促進することに。(ここまで注射を打っているのに自然周期法というのはおかしいのではと思わないこともなかったです・・・)
追加の注射を経て、ようやく採卵日が決定。採卵にあたってのもろもろ注意事項を看護師さんから説明していただきました。
採卵日の前々日の23時と24時に点鼻薬(ブセレキュア)をスプレーすること。前日の午前中にはボルタレン坐薬を挿肛すること。22時以降は禁飲食、24時以降は水も不可など、少しでも時間を間違えたり忘れたりするとこれまでの努力が水の泡となる項目だらけで、とても緊張しました。採卵は午前中で終わる予定でしたが、麻酔を用いるため、仕事は全休をすることにしました。
採卵を前にしてもっとも恐れていたのは排卵済みとなってしまうこと。採卵日前日はお腹の痛みやおりものがあやしい様相を呈していたのでひやひやしましたが、採卵当日の内診では首席卵胞も含め複数の成長した卵が確認できてほっと胸をなでおろしました。